PICK UP STAGE

2001.10.28

4thリサイタルからさらに2年、21世紀最初の年に5thリサイタルの日がやってきました。会場はもちろんすみだトリフォニーホール(大ホール)です。

今回のリサイタルのひとつの特長は、以前からバンドとして目標にしてきたもののなかなか成し得なかった「トラ(エキストラ)なしのプロパーメンバーだけでオンステージする」ことを見事達成したことです。ステージに上っているのは全員日頃練習を共にしている正メンバーばかり。その達成感はなかなかのものでしたが、そんななかでボーカルの藪紀子はスウィングライツ初の正ボーカリスト。大ホールでの初ステージということでその緊張感たるや半端なく、シラフで臨んだという失敗(?)もあって体調不良をきたすというハプニングもありました。

恒例となったパイプオルガンのナンバーは”Disney Medley”。おなじみのディズニー曲を初めてメドレー形式でアレンジした、演奏時間が11分を超える大作です。
“Sing, Sing, Sing”では松島と中田の両ドラマーのバトルを織り込んだツインドラムアレンジで会場をわかせました。さらに、日本を代表するビッグバンド”#s & ♭s”のリーダー・原信夫さんのご子息でギタリストの原とも也さんが、スウィングライツのためにオリジナル曲”The Scorpion”をビッグバンドアレンジして提供してくださるなど、いつもながら仕掛けは上々。
お客様とステージが一体となって大いに盛り上がり、アンコールは”Sukiyaki”。九ちゃんの「上を向いて歩こう」の英語版ですが、途中から日本語の歌詞でお客さんと大合唱となりました。
生憎の雨模様(実はボーカルの藪は強力な雨女なのです)ではありましたが、皆様のおかげで素晴らしいステージになったことと感謝しています。

[PROGRAM]
<1st STAGE>
● In A Mellow Tone
● When You’re Smiling
● John Brown’s Other Body
● Carmelo’s By The Freeway
● Tea For Two(Vocal)
● One Note Samba(Vocal)
● After You’ve Gone(Vocal)
● The Scorpion
● Disney Medley(Organ)
・Someday My Prince Will Come
・Mickey Mouse March
・Theme from “The Haunted Mansion”
・Supercalifragilisticexpialidocious
・When You Wish Upon A Star
・Main Street Electrical Parade
<2nd STAGE>
● Amazing Grace
● Take Five
● The “Bluest” Blues
● Tico Tico
● Sing, Sing, Sing
● I Will Wait For You(Vocal)
● This Masquerade(Vocal)
● Almost Like Being In Love(Vocal)
● I Can’t Stop Loving You
● One O’clock Jump

[PERSONNEL]
<Woodwinds>増田 太一・江上 聡・安行 一美・川尻 真由香・田中 菜理・生方 淳・倉島 和良・茂木 達己・内田 千晶
<Trumpet>野村 一郎・川崎 展裕・高須 信幸・長谷川 浩・勝部 晃司・塚田 博康
<Trombone>中島 和彦・三門 克二・篠原 研一郎・樋口 雄也・溝口 芳郎
<Rhythm>松島 宣行(Dr/Perc)・中田 正和(Dr/Perc)・栗原 徹(Gt)・灰野 優治(Bs)・太田 暁子(Pf)
<Conductor>矢野 聡
<Vocal>藪 紀子
<Pipe Organ>松島 明子

↑ 正ボーカリスト藪紀子初オンステージ

↑ ツインドラム炸裂

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