PICK UP STAGE

2003.2.11

5thリサイタルから1年4ヶ月弱の2003年2月11日建国記念の日、すみだトリフォニーホール開館5周年記念”すみだ区民音楽祭2002/2003″の一環で大ホールに登場いたしました。真冬のリサイタルは初めてで、直前の練習追い込み時にインフルエンザや風邪でメンバーがばたばた倒れたり、コンサートマスターに至っては奇病に罹って一時入院と大変な状況でした。それでも当日はたくさんのお客様にご来場いただき(やっぱり雨模様でしたが…藪は本当に雨女)、盛況のうちに無事終了することができました。

今回の「仕掛け」はハーモニカとのコラボレーション。クロマチックハーモニカの名手速水真一さんをゲストに迎えました。1曲目”Misty”はおなじみのスローバラードでフルバンドをバックにハーモニカの真骨頂をご披露、2曲目”The Days Of Wine And Roses”はトロンボーン5本のアカペラをバックにするという初の試み。3曲目は藪のボーカルと是非からませたいとオリジナルアレンジした稲垣潤一のヒットナンバー”Long Version”で、心地よいボサノバがホールに響き渡りました。終了後お客様から「ハーモニカの音とは思えない」「素晴らしかった」と絶賛をいただいています。また、ボーカル藪もこの曲に限らず実に伸び伸び歌うことができ、前回リサイタルのリベンジを果たして余りあるステージになりました。

他にもフロントのサックス隊をにわかパーカッション軍団に仕立ててばりばりラテンで藪の歌を盛り上げた”Mas Que Nada”、トランペット隊をフィーチャーした”Travelin’ Home”(ドボルザークの「家路」)ブライトスウィングバージョン、恒例のパイプオルガンナンバーにおなじみのスタジオジブリ映画音楽をメドレーにした”Ghibli Medley”を配するなど、いつものスウィングライツらしい、決してお客様を飽きさせないステージができたことと思っています。

最高の演出・音響・照明のスタッフにも恵まれ、また次回もトリフォニーの大ホールでさらにレベルアップしたステージをお目にかけられるよう、これからもメンバー一同頑張ってまいります。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

[PROGRAM]
<1st STAGE>
● HANA
● I Left My Heart In San Francisco
● Star Dust
● St. Louis Blues
● All The Things You Are
● Take Me Out To The Ballgame(Vocal)
● You’d Be So Nice To Come Home To(Vocal)
● L-O-V-E(Vocal)
● Moon River
● Ghibli Medley(Organ)
<2nd STAGE>
● Travelin’ Home
● You Are The Sunshine Of My Life
● Groovin’ Hard
● Misty
● The Days Of Wine And Roses(Vocal)
● Long Version(Vocal)
● Don’t Get Around Much Anymore(Vocal)
● Mas Que Nada(Vocal)
● Donna Lee
● One O’clock Jump

[PERSONNEL]
<Woodwinds>増田 太一・江上 聡・川尻 真由香・生方 淳・倉島 和良・茂木 達己・内田 千晶
<Trumpet>野村 一郎・川崎 展裕・高須 信幸・長谷川 浩・勝部 晃司・塚田 博康
<Trombone>中島 和彦・篠原 研一郎・大久保 雅光・程田 幸次・溝口 芳郎
<Rhythm>松島 宣行(Dr/Perc)・荒川 由紀子(Dr/Perc)・栗原 徹(Gt)・灰野 優治(Bs)・太田 暁子(Pf)
<Conductor>矢野 聡
<Vocal>藪 紀子
<Pipe Organ>松島 明子
<Harmonica>速水 真一

※なお、当日の模様はバンドマスター内田・コンサートマスター矢野・ヴォーカル藪の母校、東京都立両国高等学校同窓会の会報「淡交会報」第50号に紹介記事として掲載されました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly